Primary Care(プライマリーケア)
地域で求められる医療をきめ細かに提供することで、皆さまがコンビニエンスストアのように気軽に受診できる病院をめざしています。
1.脳と体の健康を総合サポート
突然発症し、重症化する可能性が高い脳の疾患。脳と脳の疾患に大きな影響を与える体の健康をサポート、早期予防・早期発見・早期治療・早期回復を目指します。
2.地域の皆様のかかりつけ病院
先進医療技術による病気になってからの病院だけではなく、地域の皆様の、”未病の時からのかかりつけ医”を目指しています。
3.ご利用者様への思いやりの心
看護部を中心とした「患者様サポート委員会」等、全職員参加で、ご利用者の皆様の声にお応えする活動を業務の中心においています。
基本方針
今後も地域の皆さまが安心して治療に取り組める病院づくりに邁進していきます。
当院は1979年5月1日に、当地の地域医療の一翼を担うべく、特に三大死亡疾患の一つである脳卒中の外科治療を中心とした外科系救急指定専門病院として発足いたしました。
くも膜下出血、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍(脳卒中学会認定医 秋葉洋一〈脳神経外科学会認定医〉)を専門とし、24時間対応可能な体制をとっています。更に、脳ドック、一般ドックを通して予防医学にも力を注いでいます。
院長ご挨拶
頭と体を総合的に診療する高齢者医療が強み
当院は頭部外傷などを手術する脳神経外科に限らず、頭の病気・けが、それに付随する体の病気・けがを診断し、入院も含めた治療を行い、退院後は外来でフォローしていく「頭の病院」です。
加えて総合診療的な観点からさまざまな病気を診療する内科、高齢の方に多い認知症やパーキンソン病の治療に力を入れる神経内科なども開設し、周辺のニーズに即してさまざまな病気やけがも治療できる体制を整えています。
必要に応じて当院の複数の診療科・外部医療機関と協力し、地域で求められる医療をきめ細かに提供することで、皆さまがコンビニエンスストアのように気軽に受診できる病院をめざしています。
さらに福祉施設やご自宅で療養中の方の一時的な入院治療にも対応し、高齢の方を介護される現役世代の負担を少しでも軽くすることで、すべての世代が安心して暮らせる地域づくりに貢献したいと考えています。ぜひ多くの方に利用していただきたいと思っております。
高齢者医療の面からは認知症の患者さんが脳卒中や頭部のけがで受診されるケースも増えてきました。
当院は認知症の方を診るのはもちろん、脳卒中の一般的な治療ができ、外科や脳神経外科で頭部のけがにも十分対応できるのが強みといえます。
しかも血管内治療など高度な治療が必要な際には、連携先である獨協医科大学越谷病院での受け入れも可能です。
また意識障害といって、倒れて反応がなかったりぼんやりしていたりといった症状で運ばれてくる患者さんもいらっしゃいます。こうした症状ではよく脳の病気が疑われますが、実際には内科的な病気が原因のことも多いのです。
その点、ここには脳神経外科以外に内科や神経内科があり、互いに連携して患者さんごとに異なる意識障害の原因をしっかり診断し、適切な治療を行うことができます。ですから当院は単なる脳神経外科でなく、頭の病気やけがに起因する全身の症状まで診ていく「頭の病院」だと考えているのです。
また、特徴的な治療として若年層の方に多い「脳脊髄液減少症」の治療をおこなっております。
脳や脊髄は髄液に満たされた袋に入っていますが、その髄液が漏れて内部の圧力が下がることで、起き上がるときに頭が痛む起立性頭痛などを引き起こします。ほかにめまい、耳鳴り、しびれ、ふらつき、目のかすみといった症状もあり、仕事や日常生活にも支障が出ることも考えられます。
当院で週1回診療している高橋浩一先生がこの病気の専門家で、近隣の病院から紹介された方に加え、他県から受診される患者さんも多くなっています。
前述のようにほかの病気と混同される可能性もあり、頭痛やめまいなどが気になる方は専門の病院で一度検査されることをお勧めします。
当院では脳神経外科が月曜日から土曜日まで連日診療しており、的確な診断が下せる医師がそろっています。このほか脊髄の変性疾患、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなどを治療する脊髄外科分野にも強みがあります。
一般的な健康診断や人間ドックのほか、30年近く前から脳ドックを始めました。
当院のスタンダードな脳ドックは頭部のMRI検査と脳血管を診るMRA検査、動脈硬化のリスクなどを検査し、脳卒中の危険因子まで細かくチェックするものです。
特に問題がなければ受診者の方に安心していただけますし、隠れ脳梗塞や隠れ脳出血などが見つかった場合もそのままにせず、「食事や薬で血圧をコントロールしましょう」「糖尿病をこうやって管理しましょう」と適切な予防策をご提案しております。
ご本人が希望されれば、当院の外来で引き続きフォローすることも可能です。また近隣のクリニックから依頼を受けたCTやMRIの検査も行っており、できれば当日でも検査に来ていただけるよう対応しています。
※Hospitals Fileインタビューより抜粋
https://hospitalsfile.doctorsfile.jp/h/1041815/cm/
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